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提言

芝共立ITC雑感

芝共立ITC 所長:鈴木 岳之


昨今、世界中でさまざまな不穏な出来事が生じており、それまであまり意識してこなかった「平穏な毎日」のありがたみを感じている。と、大仰な感想だが、最先端の研究や、医療情報などを多く抱える大学は常にサイバー攻撃などのターゲットとなりうるということも事実である。薬学部のみから成り立っている芝共立キャンパスもそのような状況下にある。

現在、大学における教育・研究において情報の重要性は過去にないほど高くなっている。学生・教職員各人がそのことを意識することは非常に重要だが、その情報管理に多くのエフォートを費やすことは教育・研究の効率を大きく落とすことにもつながりかねない。

ITCは裏方である。特に現在は「情報の共有」が非常に重要であり、ユーザーがITCの提供するサービスの中でもっとも意識するのもそこであろう。ユーザーに対して、セキュリティーの重要性を意識してもらいつつ、それに伴うユーザー自身の技術的負担をできる限り少なくする、ということがわれわれの仕事であると考えている。

一方で、ITCの業務のひとつとして、ネットワークの通信速度の向上というものもある。私が実際の1ユーザーとしてネットワークを利用した場合、そのスピードを意識したことはない。この点は、ユーザーには意識してもらうことがないほど我々の仕事としては達成度が高いといえよう。

芝共立キャンパスは比較的ユーザーの協力もあり、非常にセキュアな環境を維持することができている。

このように、芝共立におけるITC業務は円滑に行なわれている。これは、本キャンパスにおける学生・教職員のITに関する理解と、高いモラルの上に成り立っているものと考えている。今後とも、この環境を維持することに力を注ぎたい。

最終更新日: 2017年9月15日

内容はここまでです。