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特集
ITCでお世話になった5年間を振り返って
2010年4月、30年以上勤めた医学部からITC本部事務長として着任し、本年6月までの5年間、本部ならびに全地区ITCスタッフのみなさんに助けていただきながら取り組んできた様々な案件や思い出を書き留めたいと思います。
2010年4月異動発令の際に受けたミッションは、長年未完成の複数の業務系システムの立直しでした。これらのシステムは、担当部署のご協力と今迄遅延していた開発会社の協力による担当者の変更・体制の見直しで約2年後にようやく一応の解決に至りましたが、その間の企業間のやり取りや担当部署との調整に奔走いただいた本部スタッフには大変感謝しています。
また、これからのITCを担う全地区のミドルクラスの技術者の育成について、これも長年の懸案でしたが、就任半年後から、ローテーションによる他キャンパスの運用や環境の理解と自己解決力の育成にも着手し始めました。最終的には4年間でようやく第1段階を乗り越えた感がありますが、当初は、本部の大変優秀な技術者2名をキャンパス担当に異動、課長クラスの地区間異動や兼務など、ミドルクラスのローテーションを円滑に行うために、スタッフや管理職まで巻き込み、ご協力いただいた事に感謝いたします。
他方、この5年間で多くのスタッフの尽力で構築できた様々な新しい取り組みがありました。その中でも、
運用・制度面情報 セキュリティポリシー確立
スペシャリスト制度確立
SNSガイドライン
NW環境改善 大阪データセンター設置
セキュリティチェックサービス
(トラフィック監視&警告システム、管理者台帳化)進行中
理工学部プライベートクラウド
学認対応
Gmail化(経済効果大)
その他 信濃町 事務室移転、med.keio.ac.jp 立ち上げ
日吉 委託・派遣契約の見直し
など、半年・1年では出来ない大きなプロジェクトのものだけを列挙させていただきましたが、これとは別に、日々の学生対応、キャンパス内外のネットワーク障害対応、建物新築時の設計やローリング対応、また、時にはハッキング対応などITC本来の業務で大きなトラブルやマスコミ対応も必要なく、5年間新しいことに専念出来ましたことに全キャンパスITCの教員・スタッフの皆様に感謝申し上げます。
本文章を書くにあたり、公開制限のないWeb上の掲載との事で、協力いただいた企業名や担当者の実名、皆様の努力で完成したシステムの具体的な内容は記載していない事をご了解いただけたら幸いです。
最後になりますが、ITCの全スタッフ、協力会社の皆様、関連企業の皆様、大学間の情報共有のための大学情報サミットの皆様、ITCの歴代所長・副所長・地区所長の先生方、5年前に何も知らずに医学部から来た事務長にご理解・ご協力いただいた事に、深く深く感謝申し上げますとともに、慶應義塾ITCのこれから益々のご活躍を祈念しています。
5年間、ありがとうございました。
最終更新日: 2015年9月17日
内容はここまでです。