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特集

「日吉ITCアシスタント業務についての雑感」

日吉ITCアシスタント 高橋 義彦


 私たち日吉ITCヘルプデスク担当アシスタント(以下アシスタント)は、理工学研究科を中心とした大学院生27名によって構成されています。今年度より、その中から5名のリーダーを決め、リーダーを中心に運営を行っています。

 日々の業務内容は、(1)パソコンの利用相談、(2)ITCアカウントに関する利用相談、(3)keio.jpに関する利用相談、(4)システムトラブルへの対応と報告、(5)担当エリアの見回りなどが中心です。これに加え、リーダーはシフトの編成、アシスタント間の調整、勤務場所全体の見回り、月に一度の職員を交えたリーダーズ会議への参加、全体の業務連絡会開催の調整などの業務を行っています。

 現在アシスタントは、メディアセンター一階、二階、第七校舎ロビー、独立館DB110教室、藤山記念館F11、F21教室の計6か所に配置されていますが、それぞれの勤務場所には特徴があります。まず図書館はすべての勤務場所の中で、最も利用学生が多く、質問も多い場所です。特に一階のアシスタントに質問が集中するので、二階勤務のアシスタントとの連携が必要です。第七校舎ロビーは、時期よって利用人数はまちまちですが、ロビー設置パソコンにしか導入されていないソフトウェア(Solid Worksなど)もあるため、そうしたソフトウェアを利用する課題が講義で出された時期などはほぼ満席になります。理工学部の学生の利用が多いのも特徴で、質問の内容も専門的なものが多いといえます。独立館は利用者が多いものの、短時間の利用、授業資料やレポートの印刷のために利用する学生が中心です。これは教室や学生部に最も近いパソコン室としての特徴と思われます。藤山記念館はここ数年利用者が少ないという指摘がなされていましたが、今年はF11にMacが導入され、またF21にグループで利用できる自習コーナーが出来たこともあって、利用者は大幅に増加しています。質問の数は少ないのですが、グループ自習コーナーなどで飲食をする学生が多く、機器保全の見回りが重要な勤務場所です。

 今年度よりプリンターの支払いに交通系ICカードが利用できるようになったため、年度初めは従来のプリントカードで支払う機械とICカードの機械を混同する学生が多く、カード詰まりが発生するという事例が多発しましたが、春学期後半にはこの問題も減少してきたように感じます。

 今後の改善点として考えられるのは、第一にアシスタントの問題解決能力の向上であると思います。様々なタイプの質問に答えるためには、ITCで提供しているサービスを熟知する、Microsoft Officeを中心としたよく使われるソフトウェアに関する知識を増やす、などの努力が必要です。またわからない質問を共同で解決するような、アシスタント間の横の連携の強化も必要だと思います。リーダー制度ができたことで、業務全般におけるアシスタントの自主性の余地が大幅に広がりました。だからこそアシスタントの側が主体性をもって業務に携わる自覚が、今後より求められるのではないでしょうか。

最終更新日: 2013年11月12日

内容はここまでです。