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活動報告

理工学ITC

矢上キャンパスには、2014年に創立75年を迎える理工学部(11学科)および理工学研究科(3専攻)が設置されており、多くの実験装置や研究用設備が稼働している。理工学ITCでは、学部および研究科での教育・研究上のIT利用を支援するため、理工系のソフトウェアを多数搭載したワークステーション約800台を整備・運用している他、ネットワークや計算資源に対する多種多様な要求への対応を行っている。

2012年度は、ネットワーク関係では、以前より引き続き行われているキャンパス内再整備計画の一環として、新34棟(仮称)新築工事を始めとする建物のネットワーク設備等の設計や、テクノロジーセンター棟第二期工事や移転等に伴うネットワークサポートを行ってきた。

3月には、2010年度に実施したキャンパス全域の無線LAN環境更新後の電波状況を再調査し、アクセスポイントを増強する第二期工事を行った。

教育用ワークステーション関連では、夏期に14-B101、14-B102、14-B103、14-B107の全ワークステーション約360台を更新した。理工学ITCでは、Windows環境の他にUnix環境のワークステーション室を維持しており、更新前は各OSでの動作に適した仕様の機器を設置していたが、この更新では、全てのワークステーション室で双方のOSが問題なく動作する機種を選定し、同一機種を導入した。これは、授業利用の増加による部屋数の不足や収容人数の不足を軽減するため、学期(または期間)によって搭載OSを変更して使用するためである。同時に一部の部屋では設置台数を増やし、授業利用上の要望に対応した。

Unixワークステーション環境では、4月にLinux OSの64bit化を行い、利用環境の向上を実現した。また、ITCシステムとの連携強化の一環としてITCアカウントでのUnixワークステーション利用を可能にした他、主に授業で他地区から利用するリモート接続用Unix環境を理工学ITCに集約し運用を開始した。

秋には、これらの教育用ワークステーションのバックエンドにあたる各種サーバとキャンパスの基幹サービスを提供する教育研究用サーバ群を更新し、環境の向上を図った。

ソフトウェア関係では、引き続き矢上キャンパスのセキュリティ強化のため、理工学部と共同で研究室設置の約4,600台のPCにアンチウイルスソフトを配付した他、各種サイトライセンスソフトウェアの利用説明会を実施し利用の促進を図った。

最終更新日: 2015年9月25日

内容はここまでです。