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活動報告

日吉ITC

日吉キャンパスは、文学部、医学部、薬学部の 1年生、および経済学部、法学部、商学部、理工学部の1, 2年生が在籍し、主に一般教養や語学等の基礎教育科目を中心に学んでいる。また、経営管理研究科、システムデザイン・マネジメント研究科、メディアデザイン研究科の大学院が設置されており、広大な敷地に若さと活気が溢れているキャンパスである。

ITCが提供するネットワークサービスでは、各キャンパスで利用可能な共通のアカウト(ITCアカウント)を発行しており、所属キャンパスを意識することなく設置パソコンや無線LANを利用することができる。日吉ITCにおいても、情報処理の基礎教育科目や自習用に使用されるパソコン室の管理・運用をはじめとして、無線LANなどの各種ネットワークサービスを提供しており、慶應義塾の研究教育活動としてキャンパス内で開催される各種イベントなどにも利用されている。本年度も事業計画に基づいて、次のような事業に取り組んできた。

まず、キャンパス無線LAN環境の整備において、前年度実施したキャンパス全域に設置された無線LAN機器を集中管理するコントローラの導入に引き続き、本年度はこのコントローラに対応した無線LANアクセスポイントへの更新を実施した。さらに、これまで電波の弱かったエリアへもアクセスポイントを増設したことにより、各校舎の屋内においてはほぼ全域で無線LANの利用が可能となっている。

次に、各キャンパス共通で利用可能なファイル空間として運用しているITCシステムのファイルサーバ更新においては、複数のキャンパスにストレージ機器を設置し、キャンパス間ネットワークを通じてデータを複製し同期させる構成とした。これにより障害発生時におけるデータ保護の信頼性を更に高めることができた。

平成21年度に機器を更新した統合印刷システムは、これまでのプリペイドカードによる印刷料金の支払いに加え、本年4月から交通系電子マネーによる決済に対応させたことにより利便性を向上させている。

また、利用者への直接的な支援サービスにおいても、研究室における教員のICT活用を支援することを目的としたヘルプデスク体制の強化によりサービス向上を実現している。

日吉ITCでは、日吉キャンパス内あるいは近郊に位置する一貫教育校である高等学校、普通部および横浜初等部におけるIT基盤整備・運用をサポートしている。本年度は普通部の本校舎建て替えに伴うネットワーク整備計画への支援をはじめとして、高等学校ではネットワークの管理・運用、および各種サーバや教員用パソコンのリプレースのサポート、本年4月に開校した横浜初等部においても、開校準備期より引き続きネットワーク環境整備や運用支援を行っている。

最終更新日: 2015年9月25日

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