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活動報告

三田ITC

三田キャンパスは文系4学部6研究科、通信教育部ほか諸研究所等多くの教育・研究組織があると共に義塾の中心的キャンパスでもあるため、全キャンパスから多種多様な学生、教員、研究員が訪れることも多い。

このため国内外の拠点をネットワークで結んだ遠隔講義・会議・イベント等が年間250回以上行われる等、PC教室等の運営、教育・研究環境での学生・教員への支援のほか、多種多様な情報環境利用に対するニーズへの対応が求められている。

三田ITCでは昨年度秋学期に一部(留学生関係等)利用者から運用を始めていたITC統合アカウントを全利用者対象に運用を開始した。これにより、三田・日吉・信濃町・矢上・芝共立(平成24年8月~)の5キャンパス間での利用環境の統一がなった。PC教室関係では定期リプレイスとして春学期に321、322教室、および地階PC室、秋学期に324、325B教室、南校舎PCラウンジの一部デスクトップPCのリプレイスを行った。この際に324、325B教室のノートPCにも要望の多かったSTATA、Eviewsを実装した。これによって各PC教室でのソフトウェア環境の統一がなされ、Adobe系ソフトウェア以外どの教室でも共通のソフトウェアが使用可能となり、教育上の利便性が向上した。さらに2012年度からArcGISを全塾サイトライセンス化したことによりPC教室への実装および教職員・学生所有PCへの貸出サービスも開始した。また、これまで2期に亘っていた研究室貸与PCは今回から一期にまとめ、WindowsノートPC(17インチワイド液晶タイプ)に統一し、約400台のリプレイスを春学期から夏季休校期間で行った。学部サーバについても秋学期に行った。無線環境の改善については秋学期中頃からIEEE802.11aの本格運用、keiomobile2のIPv6対応を開始した。引き続き年度末に調整費を利用して機器、ライセンスを増強し、三田キャンパスのアクセスポイントすべてをコントローラ配下に置き、無線LAN運用における利便性向上を図った。

2000年度に開発したWeb版の日経NEEDSデータベース検索システムは専用の商用データベースエンジンを用いていたが、これをオープンソース化してライセンス経費の節減を図ると共にやや旧式化していたユーザインタフェースを改良することでシステム更新を実施した。この事業については三田メディアセンター、経済・商学部の教員の協力を得て12月にβ版を公開し3月には正式版をリリースした。

一貫教育校関係では通常の運用支援のほか、志木高校の次年度機器更新計画、女子高校の西別館改修計画の実行に向けて、現調、仕様作成等の支援を行った。幼稚舎のネットワーク機器更新作業を行った。

最終更新日: 2016年2月12日

内容はここまでです。